ゲームやライブ配信で使用する定番のブロードキャストソフト「OBS」ですが、LM-CamのSRTでの利用方法を説明致します。
SRTはNDIよりも遅延は大きく映像同士の同期を取るには調整が必要ですが、NDIと比べて非常に安定しており、安定感のあるプロトコルとなります。
OBSはWin、Macともに無料で利用することができ、かつPluginが豊富にあるため世界で一番利用されているブロードキャストソフトとなります。
1.OBSダウンロード
OBSサイトにて最新版をダウンロードください。
対応OS:Windows、Mac
2.LM-Camダウンロード
カメラアプリ「LM-Cam」をダウンロードしてください。
※iPhoneのみの対応となっております。
3.LM-Camの設定
OBSのダウンロードが完了したら、LM-CamのSRT設定を行います。
※SRTの設定は複数ありますが、今回はlistenerモードで受信する方法を紹介します。
LM-CamをダウンロードしたらメニューからVideo encoding内にある「SRT Listener」を選択してください。
Hostnameは空白、Portには「49095」を入力しています。
※IP:「接続中のIP」はOBS側に入力する際に必要となります。
LM-Cam SRTの入力方法
例:
Hostname:IPは入力せず空白でOK
Port:49095
4.OBSの設定
OBS内のSceneを選択し「メディアソース」を選択。
メディアソースの設定は「ローカルファイル」のチェックを外し、『入力』には「LM-Camに接続中のIP」、ポート番号は「設定した番号」を入力します。
そして、URLの最後に「?mode=caller」と入力します。
OBSメディアソースの「入力」設定方法
例:
IP:00.000.00(LM-CamにつながっているIP)
ポート番号:49095
srt://00.000.00:49095/?mode=caller
↑OBS メディアソース内の「入力」に設定します。
ListenerとCallerについて
Listenerは軸となり接続される側で、CallerはListenerに接続し映像を受け取る側となります。これらを逆に設定したとしても映像伝送は機能します。
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