NDIカメラアプリ"LM-Cam"はWifiを使用して、ブロードキャストソフトに映像入力するアプリケーションとなっていますが、ちょっと変わった使い方として映像をビデオスイッチャー(ATEM Mini、ROLANDなど)に入力をする方法を紹介いたします。
この方法を利用すると、すでにビデオスイッチャーを導入している方は、オプションとしてスマホ映像を入力することが可能となります。
NDIスマートフォンアプリ"LM-Cam"
[用意するもの]
・iPhone 11以降
・アプリ"LM-Cam" ・パソコン(OBSなどのブロードキャストソフトを利用できるパソコン)
※パソコンのSpecが低い場合などは映像出力の際に、ノイズや遅延が見られる場合がございます。
・HDMIケーブル
・Wifi(パソコンとLM-Camが同じWifiにつながっている必要があります)
※Wifiをネットワークに繋がずともWifiとパソコン間をLANで結ぶことによって接続が可能となります。
[環境構成]
1.ブロードキャストソフトを立ち上げ、スマホアプリ"LM-Cam"を読み込み。
LM-Camの映像を映し出すだけなら、Wifi Apをネットワークに接続する必要がなく、Wifi Apとパソコン間をLANでつなぐだけでブロードキャストソフト(OBSなど)で読み込むことが可能となります。
※iPhoneでLM-Camを利用する際、必ず"Bluetooth"をお切りください。
LM-Camの場合[Video Encoding]を"HEVC"にすることにより、Full NDI(100M)と比べ、最大約1/10の伝送量で同画質の映像を送出することが可能なので、ネットワーク帯域が低い環境でも快適に利用することができます。HEVCの場合は10M設定でFull NDIと同等となります。
設定:LM-Cam:Menu → NDI → Video Encoding
2.パソコンのOBSに入力されたLM-Camの映像をフルディスプレイにし、パソコンの映像をHDMI経由でビデオスイッチャーに接続します。
上記構成でLM-Camの映像をHDMI経由でビデオスイッチャーに組み込むことが可能となります。現状の映像をよりリッチにしたいといった場合など、是非ご活用ください。
今回ご紹介した方法は、必ずしも映像間の同期を保証するものではございません。実際に使用する際は必ず検証を行ったうえお試しください。
NDIスマートフォンアプリ"LM-Cam"
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